下村脩の記事一覧

先日の南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏の三氏に続き、またまた日本人にノーベル賞の受賞が決まりましたね。

米ボストン大学医学校名誉教授の下村脩氏(80歳)が「緑色蛍光たんぱく質(GFP)の発見と開発」で、ノーベル化学賞を受賞することになりまして、日本人が同年に2部門でノーベル賞を受賞するというのは、2002年に受賞した小柴昌俊氏(物理学賞)と田中耕一氏(化学賞)以来の快挙です。

蛍光たんぱく質というのは、 クラゲやサンゴなどの生物が体を光らせるために使うたんぱく質ですが、今回の受賞対象となったのは緑色に光るものでGFP(緑色蛍光たんぱく質)と呼ばれており、下村脩氏は「オワンクラゲ」からこのGFPを取り出すことに成功したとのことです。

研究に必要なクラゲを集めるためには1日3000匹も採取しなければならないとのことで、下村脩氏はこのオワンクラゲを家族総出で捕獲していたそうですね。

GFPは驚くほど明るい蛍光を出すため、これを目印として他のたんぱく質にくっつけて、がん細胞や神経細胞などに入れれば、細胞がどのように働いていたり成長したりしているかなどが手に取るように簡単に分かるそうで、医学や生命工学(バイオテクノロジー)の分野の研究で広く利用され、医薬品開発などに欠かせない基本的な道具となっているとのことです。

下村脩氏が自由と引き換えに厳しい道を選んで渡米し、挑戦のすえ見事に掴んだノーベル賞ですから、心より祝福と喝采を送りたいと思います。

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社長日記